【症状と予防】ミルクアレルギーの赤ちゃんにおすすめの粉ミルク
粉ミルクアレルギーってどんな症状なの?
いつ頃発症するの?
初めて赤ちゃんを育てていくと、いろんな不安が出てきますよね。
ネットや雑誌、本などでミルクアレルギー (食物アレルギー)について書かれた記事を目にすると不安になってしまうものです。
この記事では、赤ちゃんの粉ミルクアレルギー(食物アレルギー)の具体的な症状と予防と、おすすめの粉ミルクをご紹介します。
現在粉ミルクアレルギー(食物アレルギー)でない場合や、母乳で育てている場合でも、今後アレルギーを発症しにくくする方法もあるので是非実践してみてくださいね。
赤ちゃんの粉ミルクアレルギー|症状と対策
症状
赤ちゃんの粉ミルクアレルギーのほとんどは、粉ミルクに含まれるカゼインというたんぱく質が原因です。
このカゼインは牛乳や山羊ミルクなどに含まれており、粉ミルクのほとんどは牛乳から作られているため、粉ミルクアレルギーが発症する可能性があります。
粉ミルクアレルギー(食物アレルギー)の症状は主に、蕁麻疹、せき、下痢や血便、嘔吐、腹部膨満などの症状が表れます。
また、アレルギーの場合はミルクを飲むだけでなく、触れた場合にも症状が出る可能性があります。
症状が出るまでの時間
ミルクを飲んでから2時間以内など、比較的すぐに症状が出る「即時型食物アレルギー」と数時間、数日後に突然症状が出る「遅延型食物アレルギー」があります。
食物アレルギーのほとんどの場合は「即時型食物アレルギー」ですが、「遅延型食物アレルギー」の場合は忘れた頃に症状が出るので注意が必要です。
アナフィラキシーショック
ミルクアレルギーの場合、軽度な症状が出て気づく場合もありますが、突然アナフィラキシーショックのような症状が起きてしまうこともあります。
アナフィラキシーショックにはグレードが5個あり、一番低いグレードのアナフィラキシーショックの場合、蕁麻疹や発疹、口腔内の違和感などの症状が出ます。
そこからグレードが上がるにつれて、くしゃみや嘔吐、鼻汁、呼吸困難・喘息など症状が増えていき、一番グレードが高い症状の場合、血圧低下
や心拍停止になってしまう場合もあるので赤ちゃんの小さな変化に早いうちに気がつけるようにしておきましょう。
予防
粉ミルクアレルギー(食物アレルギー)が発症しにくくするための予防対策をご紹介します。
ミルクアレルギーの原因であるたんぱく質のカゼインを細かく切って、消化の負担を軽減させたミルクをペプチドミルクといいます。
このペプチドミルクは必ずアレルギーを発症しないわけではありませんが、たんぱく質を細かく切った状態の場合アレルギーの発症を抑えられるとされているため、通常の粉ミルクよりもアレルギー発症しにくくなります。
そのため、まだミルクアレルギーの症状が出ていない赤ちゃんにはこのペプチドミルクを選んで与えてあげることがアレルギー発症の予防対策になります。
実はアレルギー対策として、生後1ヶ月から粉ミルクを飲ませる方法も予防になります。
アレルギー発症をさせないために、母乳だけで…と考えているママは多いと思いますが、実は最近の研究では生後1ヶ月~3ヶ月の間に粉ミルクを少量でも飲ませていた赤ちゃんの方が生後6ヶ月時点でのミルクアレルギーになる割合が少ないことがわかりました。
食物アレルギーになりやすい食べ物は卵や小麦などいくつかありますが、食べ始め、飲み始めが遅いほどアレルギー発症しやすいという研究結果が出ています。
そのため、アレルギーが怖いからといって完全母乳にするのではなく、ある程度の量の粉ミルクを与えていくこともアレルギー予防に繋がります。
その際は普通の粉ミルクを与えるのではなく、粉ミルクの中でもアレルギー発症しにくいペプチドミルクを選択する方がより安心です。
母乳だけよりも、粉ミルクを小さいときから与えた方がアレルギーになりにくいんだね!
赤ちゃんの粉ミルクアレルギー|おすすめの粉ミルク
アレルギー対策におすすめのペプチドミルク
E赤ちゃんはアレルギーの原因であるたんぱく質を細かく切って消化に負担がかからないようにされた粉ミルクです。
更に、初乳に含まれているラクトフェリンというウイルスや細菌などの感染を防ぐとても大切な成分が配合されています。
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アレルギー持ちの赤ちゃんにおすすめの粉ミルク
ミルクアレルギーの症状が既に出ている赤ちゃんは、医者による診断が必要になります。
医者や専門家に相談の上、赤ちゃんにあった粉ミルクを選んで与えてください。
乳成分、乳糖を含まず、大豆たんぱく質を使って作られた粉ミルクです。
牛乳アレルギーの赤ちゃん向けに作られた粉ミルクで、ビタミンやミネラルをのバランスを整えて飲みやすくされています。
乳成分、乳頭だけでなく、卵、小麦、大豆も含まずに作られた粉ミルクです。
脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルなど赤ちゃんの発育、発達に必要な栄養を配合してます。
アレルギー専用の粉ミルクは必ずお医者さんか専門家に相談してね。
赤ちゃんの粉ミルクアレルギー|まとめ
粉ミルクアレルギー(食物アレルギー)は今まで大丈夫だったのに、突然症状が出ることもあります。
今は大丈夫でもいつかアレルギー発症してしまうことを考えると、普段から飲ませている粉ミルクをペプチドミルクに変えてみることなどしてなるべくアレルギーになりにくい環境を私たち親が作ってあげるのも一つです。
もし蕁麻疹や湿疹、下痢など普段と違う症状が出たときはすぐに気がつけるように日頃から赤ちゃんの様子を見ておくことが大切です。
気になることや不安があれば一度専門家や医者に相談してみてください。